金澤典子コンサート夏のコンサート』レポート

000年11月8日
(水曜日)晴れ、最高気温13度


最近のミュンヘンはいいお天気と雨が交互に来ています。今日は一日いいお天気でした。いいお天気とはいえ、さすがに最近は寒くなってきているので、革のコートが手放せません。
ところで、今回の話は実は前回と前後してしまうのですが、前回の物を先に書いていたのでそのままの順番でアップすることにしました。ご了承ください。

さて、今から3ヶ月ほど遡りまして、8月5日、ミュンヘン郊外にあるお城の中庭でのコンサートに出演しました。このコンサートはゼーフェルト城という小さなお城のサマー・フェストのために行われた物です。このお城には現在も貴族の末裔が住んでいて、お城の中は一部博物館として公開されているだけのようでした。お城の中庭にはレストランや手工芸のお店が入っていて、私が出演したコンサートはそれらのお店が企画したものでした。

私たちを呼んだお店なのですが、これがまた珍しい手工芸品のお店で、バイエルンの民族衣装やその飾り物、置物などを金属と革とガラスの細工で作っているのです。この細工物はかなり高価で、首飾り一つが500マルクくらいします。そのガラスの中には生花がそのままの状態で入っていて、無色透明の琥珀の様な感じなのです(琥珀の中にはよく虫などが入ってますよね)。革の細工なども細かくて、手が掛かっていて重そうでした。

このコンサートは女性歌手3人、男性歌手3人にピアニストという構成で、1時間半ほどのプログラムでした。内容はオペラのアリアや重唱を振り付きで演奏するというもの。その際、男性は黒の上下でしたが、女性は当日衣装を貸すとのことで、どんな衣装になるのか楽しみにしていました。

そして、当日は小雨の降ったり止んだりする生憎のお天気でした。開演1時間前に会場のゼーフェルト城に着き、すぐに衣装に着替えることになりました…が、その衣装、自分では着られませんでした。他の二人は比較的普通の衣装で、自分でも着られるものだったのですが、私の衣装はいくつもの部分に分かれていて、どう組み合わせたらいいのやらチンプンカンプンだったのです。というのは、胴衣一枚とスカートが二枚、袖が二枚、それにスカート用の骨組みが一つだったからです。

結局その衣装を作ったお姉さんに着せてもらったのですが、まず胴衣を着ます。それから骨組みを腰骨の上あたりで支えて留めます。その後骨組みに二枚のスカートを被せて留め、胴衣の裾をその上に被せて出来上がり。本当は胴衣に留める袖のヒラヒラがあるのですが、それは私が歌う際に使う帽子に括り付けられて飾りに変身しました。

雨の中のコンサートの割りにはお客さんも盛り上がっていました。ただこの衣装、かなり横が張りだしているデザインなので、最初に振り付けていた動きを変更せざるおえないほどでした。衣装を作ったおねえさんは以前オペラの衣装デザインをしていて、この衣装を新作オペラの為に作ったのだそう。帽子への飾り付けなどもあっという間にしてしまって、かなり手慣れたようすでした。

それにしてもこの衣装はかなり目立っていました。歩いていると子供たちから大人、老人まで振り向かない人はいないというくらいでした。そもそも外国人自体がこの場に居なかったので、そのせいでも目立っていたようです。

また、衣装のおかげもあってか?コンサートは盛況でした。野外コンサートだったので予定していなかったのですが、アンコールもあって、最後はシャンパンもでて、みんな楽しい気分で歌い終えました。

ゼーフェルト城門

ゼーフェルト城

ゼーフェルト城の城門

 

ゼーフェルト城
中庭と城の間に堀がある
 

お城の中

ゼーフェルト城はSバーンのゼーフェルト駅からタクシーで行くか、車で行くしかない(と思われます)。

サマー・フェストに来ていた人達はほとんどが自家用車での観光客でした。

私も他の出演者の車で連れて行ってもらいました。こういう時、車を持っていないのはちょっと不便です。

ゼーフェルト城の中
 

 

城の内部

城の中2

城の内部
外見がさっぱりしている割りに
中はかなり装飾されている
 

これもゼーフェルト城の中


 

     金属とガラスで出来た首飾り

このお店で扱っていた首飾りの種類は様々で、売っているのも首飾りだけではなく、ベルトや置物、イヤリングなどから大きな飾り用のお皿まで有りました。

全ての商品は手作りの一品物なので、かなり値の張る物が多かったです。素敵な物がたくさん有ったんですけどね。

下はコンサートの様子。かなりみんなノッていました。歌う方も聴く方も。とても楽しいコンサートでした。

     お店で売っていた首飾り
 


 

後ろ姿

衣装を付けた女声陣

後ろ姿


衣装を付けた女性陣
スカートが重かった
 

魔笛の二重唱

フィガロの結婚の二重唱

「魔笛」のパミーナとパパゲーノの二重唱

 

「フィガロの結婚」の二重唱
フィガロとスザンナ
 

「こうもり」のアデーレ

フィナーレ

「こうもり」のアデーレ
後ろに居るのはオルロフスキー
 

フィナーレ
全員で「こうもり」の重唱
 

アンコール

 

アンコール
シャンパングラスを片手に